ABOUT INSPIRE

INSPIRE（インスパイア）は、国内最大級の地方創生イノベータープラットフォームです。

まちづくりにおいてソーシャルスタートアップの実践ノウハウが共有されていないという社会的課題を解決するために、日本全国の地方創生まちづくりで活躍するイノベーターの集合知を創出して広く社会に発信することをミッションとして設立しました。
 

言うでもなく、本格的な人口減少に突入した日本全国の地域社会は、未曾有の社会的課題に直面しています。人口の流出、産業の消失、コミュニティの希薄化、耕作放棄地の増大、獣害の増加、公共インフラの縮小など、枚挙にいとまがありません。
 

この状況を打破するためには、従来のまちづくりのアプローチだけに依拠するのではなく、地域における社会的課題を革新的なアイデアで解決する社会起業「ソーシャルスタートアップ」を積極的に広げていく必要があります。
 

折しも、東日本大震災以降、まちづくりのソーシャルスタートアップへの関心は高まりを見せてきました。一方、勢いよく地域に飛び込んで社会起業を実践してみたものの、数年後には事業の閉鎖を余儀なくされて都市部に戻る事例が多いというのも実情です。
 

なぜ、そのような事態になってしまうのか？
 

それは、「まちづくりにおいてソーシャルスタートアップの実践ノウハウが共有されていないこと」が大きな要因の一つであると、日本全国のまちづくりの現場でスタートアップの実情を見聞するプロセスで気がつきました。
 

もちろん、まちづくりや地域づくりに関する様々な事例集は世の中に数多く存在しています。しかし、地域における社会的課題をビジネス的な仕組みで解決するソーシャルスタートアップの実践ノウハウは、体系的な形で世の中に共有されていません。
 

なぜならば、まちづくりのソーシャルスタートアップにおいて、実績を挙げて発信しているのはごく一部であり、発信されていたとしても個別の事例紹介にとどまることが多く、事例ではなく実践ノウハウとして体系化できる専門家が極小であるためです。
 

したがって、実践ノウハウを持たずして地域に飛び込んだソーシャルスタートアップの有志の大部分が、全国各地で同じような課題に直面して、同じような悩みを抱えながら、同じような試行錯誤を繰り返すという構造が生まれています。
 

そこで、地方創生まちづくりにおける社会起業の専門的知見とネットワークに基づいて、日本全国でソーシャルスタートアップを牽引するイノベーターをキュレーションすることで、彼らの実践ノウハウを体系化した集合知を発信したいと考えました。
 

それが、地方創生イノベータープラットフォーム INSPIRE（インスパイア）です。
 

完全非営利のソーシャルプラットフォームとして、地方創生まちづくりにおけるイノベーターのタレント事務所機能を持ち、カンファレンスの主催および総監修協力を通じてイノベーターの集合知を広く社会に発信しています。
 

自身が故郷での原体験から10歳の頃にまちづくりを志し、約20年のキャリアを通じて培ってきたソーシャルスタートアップの専門的知見とネットワークをINSPIREに凝縮することで、日本全国にワクワクするまちづくりを広げる力になれたら最高です。
 

地方創生イノベータープラットフォーム INSPIRE
代表理事 谷中 修吾